マンション管理士になるには

マンション管理士は国土交通省における国家資格で、平成13年から始まったもので比較的新しい資格です。
実際にこの国家資格は開始当初から合格率も8%前後を推移しており、いまだに10%を超えたことはありません。

合格率だけ見れば一級建築士などと変わりません。内容は別としても、取得の難しい資格であるといえます。
そのため有資格者もまだそれほど多くありません。

マンション管理士の仕事はマンションの管理組合に対してのコンサルティングやその管理組合や区域所有者(マンションの住人)に対して問題解決などのサポートも行います。
基本としては管理組合側の仕事ということになります。資格取得者の多くはやはり不動産関連の職種についている人が多く、自身のスキルアップのための資格であるともいえるのです。
ですから不動産業界に就職したり、また転職したりする場合この資格をもっていた方がよいと思われます。もちろん資格手当の対象となる場合もありますし、採用時に優遇されることも考えられます。

この国家試験は例年11月の最終の日曜日に行われていますから、取得を考えるひとはそれに合わせて勉強を行う必要があります。
将来的に取得を考えている場合でもできれば今すぐ、とは言いませんが、極力早めに受験を行い、資格取得をしておいた方がよいでしょう。
新しい資格であることと、合格率が低いことからまた取得者は少ないので今がチャンスと言えるからです。

また、現在はマークシート方式の4択の問題で出題されていますが、いつこの試験の方式が変わるかもしれません。
マークシートであれば難しい問題も4分の1の確率で正解できます。

マンション管理士として独立

マンション管理士の資格取得者の主な仕事としては、マンションの管理組合に対してアドバイスや援助をコンサルティングを行ないます。
そのため「マンション管理組合側アドバイザー」と呼ばれたり表現されることもあります。

マンション管理士はその専門的な知識をもって管理組合の運営や、大規模な修繕やマンションの構造上の問題、またマンションの維持や管理などについて相談にのり、助言や指導、援助といったことを行います。また、区分所有者の相談にも応じます。

平均年収の高い仕事ともいわれますが、この資格を取得したからと言ってすぐに独立開業が可能というわけではありません。
もちろん開業することはできますが、開業後にきちんと運営していけるかといった点において難しいのです。
現在ではマンション管理士の資格だけでは、難しいということです。

マンション管理組合に対してのコンサルを行うわけですから独立自体は可能です。
ですが、実際に独立開業している人の多くはこのマンション管理士の資格だけでなく、宅地建物取引主任者や建築士、また行政書士や管理業務主任者といった様々な資格を取得していることが挙げられます。
これらの資格を合わせて取得すればマンション管理士としての独立開業もそれほど難しいものとはならないでしょう。
要するに独立開業するにはマンション管理士だけでなくもっと幅広い知識が必要になるということです。

独立開業を目指すだけでなく、不動産業界で働くにはとっておいて損のない資格であるとも言えます。不動産業界に就職し、様々な経験を積み、また資格を取得してからの独立でも遅くはありません。
他の資格を持つことで幅広く仕事をすることができるようになります。

マンション管理士資格のための勉強

マンション管理士はマンション管理におけるスペシャリストといった位置づけで管理組合の立場としてマンション管理に関する様々な問題の解決や管理組合に対してのコンサルティングなどの業務を行います。

別名としてマンション管理組合側アドバイザーとも表現されることもあります。実際はマンション管理士は職種ではなく、国家資格の名称です。
ですからこれらの業務内容自体は資格がなくても行うことはできるのです。

ですが、問題解決やコンサルティングを行うためにはしっかりとした知識が必要です。
マンション管理士の資格を持っていればこれらの知識は習得していることをその資格が証明してくれることになるので、コンサルティングの仕事なども受けやすいと言えます。
そのため、こういった仕事を行う場合、マンション管理士資格は取っておいた方がよいのです。

資格を習得するには国家試験を受け合格し、マンション管理士として登録することが必要となります。
このマンション管理士の国家試験を受ける受験資格としては現在のところ、年齢、性別、学歴といった制限は全くありません。
ですから学生であろうがフリーターであろうが会社員であろうが問題なく受験ことができます。
但し、現在の状態によって受験のための勉強の仕方は変える必要があります。
独学であればどれでも問題ありませんが、会社員ともなると、終業後の夜間ということになります。遅くまでやっている予備校などがあれば通えますが、基本として独学にならざるを得ないかもしれません。

マンション管理士の仕事に就く

マンション管理士は国家資格の名称で、直接的な職種の名称というわけではないのですが、マンションの管理組合を相手にコンサルティング業務を行う仕事となります。
ですが、このマンション管理士は「名称独占資格」ですから、マンション管理士そのもの仕事としてこのコンサルティング業務があることになります。

このマンション管理士という資格はまだ新しく誕生して10年ほどですし、取得の難易度も合格率が10%を切って平均が8%と難しい試験なので、資格取得者もそれほど多いわけではありません。
ですから現在はこの資格取得者が有利な状況であると言えます。

もちろん国家資格ですから、途中でなくなってしまうこともありません。
これは不動産関連の資格なので、取得すると他の不動産関連の国家試験を受験する場合に一部の問題が免除されるといったメリットもあります。
もちろん逆のパターンとして特定の資格を持っていればこのマンション管理士の試験の問題が一部免除となる場合もあります。

職探しで考えると、この資格だけでは独立は難しいとも言えます。
その場合はマンション管理士を募集している求人に申し込むことになります。年収としては20代400万程度といったところで、規模によっても異なりますが350万円~800万円といったところになります。
現在は独立開業は難しいとされていますが、独立開業すればあとは自分の頑張り次第ということになります。
但し、独立開業するためには宅建や建築士、行政書士や管理業務主任者といった他の資格も持っていた方がよいでしょう。